総務省消防庁は28日、熱中症のため6月に救急搬送された人数が全国で7235人に上ったと発表した。統計を取り始めた2010年以降、6月としては最多だった昨年(1万5969人)に次いで多い人数となった。日別では29日の661人が最も多く、猛暑が厳しくなるにつれ搬送人数も増加している。
 同庁はエアコンや扇風機をためらわずに使用することや、こまめな水分補給を呼び掛けている。
 年代別では、65歳以上の高齢者が3864人と全体の半数超を占めた。発生場所別では自宅など「住居」が2567人と最も多く、「道路」でも1328人が搬送された。 

(ニュース提供元:時事通信社)