新型コロナウイルスワクチンの接種後に死亡した女性(14)について、厚生労働省の専門部会は28日、「接種と死亡との因果関係が否定できない」とする専門家の評価を了承した。これまで2000件以上の死亡例が同部会に報告されているが、ワクチンとの因果関係が否定されなかったのは2例目。
 厚労省によると、女性は昨年8月10日に米ファイザー製ワクチンの3回目接種を受けた。翌朝に心肺停止となり、接種の45時間後に死亡した。
 女性は、起立性調節障害の既往歴があったが、基礎疾患はなかった。専門家は「基礎疾患がなく、健康な若年者であることも踏まえると、心筋炎から不整脈を生じ、死亡に至ったと考えられる」と判断した。 

(ニュース提供元:時事通信社)