【ニューデリー時事】パキスタン北西部カイバル・パクトゥンクワ州で政治集会中に起きた爆弾テロで、31日までに死者が54人、負傷者は80人以上に達した。地元民放ジオテレビが伝えた。ロイター通信によると、過激派組織「イスラム国」(IS)系武装勢力が自爆テロを認める犯行声明を出した。
 爆発は30日、与党連合に連なる急進派政党の集会中に発生。当時、党の支持者ら400人以上が集まっていた。シャリフ首相はSNSで「敵は民主主義体制に反対している。このようなひきょうなやり方がまかり通ることを決して許さない」と非難した。 
〔写真説明〕31日、パキスタン北西部カイバル・パクトゥンクワ州の爆弾テロの現場(EPA時事)

(ニュース提供元:時事通信社)