こども家庭庁は1日、2022年に全国の保育所や幼稚園、放課後児童クラブ(学童保育)などで起きた事故は2461件だったと発表した。前年より114件増えて過去最多。うち、死亡事故は前年と同じ5件で、年齢別に見ると0歳が2件、1歳と3歳、5歳が1件ずつだった。
 死因の内訳は窒息が1件、溺死が1件、原因不明などその他が3件。死亡時の状況は睡眠中が2件、食事中が1件、その他が2件だった。施設別では、認定こども園と認可保育所、企業主導型保育施設で1件ずつ、認可外保育施設で2件起きた。
 死亡以外の2456件の内訳は、骨折が最多の1897件で、意識不明が19件、やけどが6件など。保育所や幼稚園は事故が起きた場合、自治体への報告が義務付けられている。国は事故のうち死亡や治療に30日以上を要する負傷などを集計し、発表している。 

(ニュース提供元:時事通信社)