台風6号の接近に伴い、鉄道や航空各社は、9日の計画運休や欠航予定を相次いで発表した。10日にかけても、JR西日本が山陽新幹線の広島―博多間で運転取りやめを検討しているほか、一部の航空便で欠航が決まるなど、交通の乱れが予想される。
 JR西は9日午後10時半以降、広島から博多方面に向かう山陽新幹線下り3本を運休する。10日についても始発から午前中にかけて、広島―博多間の運転取りやめを検討している。在来線は山口県内を中心に9日夕から全線で運転を取りやめ、10日も始発から運転を見合わせる。
 JR九州は8日午後、九州新幹線の熊本―鹿児島中央間で運転を取りやめ、9日も始発から運休する。西九州新幹線は9日、上りが午前9時14分長崎発、下りが午前9時23分武雄温泉発を最後に運転を中止する。
 空の便では全日空と日本航空が8日、鹿児島や宮崎などを発着する計170便の運航を取りやめた。9日も計342便が欠航し、全日空は10日も宮崎発など9便の欠航を決めている。 
〔写真説明〕九州新幹線(資料写真)

(ニュース提供元:時事通信社)