ロシアの首都モスクワ郊外セルギエフポサドのザゴルスク光学機械工場敷地内で9日、爆発があり、タス通信によると1人が死亡、50人以上が負傷した。人的ミスが原因とみられ、現場の危険物の倉庫から黒煙が立ち上り、爆風で周辺住宅の窓ガラスが割れた。
 爆発直後、「(ウクライナの)ドローン攻撃ではないか」という情報がインターネットに拡散したが、すぐに否定された。この工場は軍事用の暗視装置などを製造し、昨年6月にも不審な火災が発生している。今回の現場の倉庫は、花火を取り扱う別の会社が使用していた。 
〔写真説明〕9日、モスクワ郊外セルギエフポサドで負傷者の手当てをする救急隊員(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)