気象庁は25日、南鳥島近海で午前3時に熱帯低気圧が台風10号に変わったと発表した。あまり発達しないまま、27日午後から28日にかけて関東や東北、北海道から東に離れた海上を北上。29日午後までに北海道からさらに遠く東へ離れた海上で温帯低気圧に変わると予想される。
 一方、24日に沖縄県・先島諸島の南海上で発生した台風9号は25日午後、フィリピンの東海上でほぼ停滞した。30日午後に非常に強い勢力で同諸島の南西海上に進む見込み。
 10号は25日午後3時、南鳥島近海を時速35キロで北北東へ進んだ。中心気圧は994ヘクトパスカル、最大風速20メートル、最大瞬間風速30メートル。北東側440キロ以内と南西側330キロ以内が風速15メートル以上の強風域。 

(ニュース提供元:時事通信社)