気象庁は27日午後、マリアナ諸島付近の熱帯低気圧が今後台風に変わり、西北西へ進む可能性があると発表した。9月1日午後には中心気圧が975ヘクトパスカルに発達し、暴風域を伴って沖縄本島や奄美大島の南東海上へ進む見込み。接近時は大荒れになるとみられ、注意が必要。
 一方、台風10号は関東から東へ離れた海上を北上した。28日午後には東北地方から東へ離れた海上で進路を東に変え、次第に遠ざかって30日午後までに温帯低気圧に変わる見込み。
 非常に強い台風9号はフィリピンの東海上にあり、30日午後に猛烈な勢力で沖縄県・先島諸島の南西海上へ進むと予想される。同諸島沿岸海域は29日から高波に警戒が必要。9号は9月1日午後には中国大陸に上陸するとみられる。 

(ニュース提供元:時事通信社)