台風11号は30日午前、沖ノ鳥島近海を西北西へ進んだ。気象庁によると、9月1日に強い勢力で沖縄本島や先島諸島に接近するとみられ、高波に警戒し、強風に十分注意する必要がある。奄美も高波に警戒が必要。11号は2~4日は中国大陸沿岸近くを北上する見込み。
 一方、猛烈な台風9号は台湾とフィリピンの間の海峡を西へ進んだ。1日以降は中国大陸沿岸付近を西へ進むと予想される。また、トラック諸島近海にある熱帯低気圧が今後台風に発達した後、4日に熱帯低気圧に戻って四国か九州、奄美、沖縄本島に接近する可能性がある。
 11号は30日午前9時、沖ノ鳥島近海をゆっくりと西北西へ進んだ。中心気圧は990ヘクトパスカル、最大風速30メートル、最大瞬間風速40メートル。半径55キロ以内が風速25メートル以上の暴風域、半径220キロ以内が風速15メートル以上の強風域。 

(ニュース提供元:時事通信社)