ロシア政府主催の第8回東方経済フォーラムが10日、極東ウラジオストクで開幕した。日程は13日までで、12日の全体会合にプーチン大統領が出席。開催に合わせて北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記が訪ロするという見方が強まっており、プーチン氏と会談してウクライナ侵攻中のロシアに軍事協力を打ち出すかが最大の焦点となっている。
 会場は警備が容易なルースキー島の極東連邦大学。ロシアは制裁を科す国を「非友好国」と見なし、日本を含む西側諸国のメディアをフォーラムから排除した。
 地元高官によると、フォーラムには中国や北朝鮮など「友好国」10カ国が代表団を派遣。ペスコフ大統領報道官の9日時点の説明では、プーチン氏は中国の張国清副首相、ラオスのパーニー国家副主席とそれぞれ2国間会談を行う。張氏は10日に到着した。 
〔写真説明〕ロシアのプーチン大統領=2022年9月、ウラジオストク(EPA時事)

(ニュース提供元:時事通信社)