【ニューヨーク時事】国連安保理は21日、アゼルバイジャンがアルメニアとの係争地ナゴルノカラバフで軍事作戦を決行したことを受け、緊急会合を開いた。会合を要請したアルメニアのミルゾヤン外相は、同地のアルメニア系住民に対する人権侵害を阻止するため、国連に監視団の即時派遣を要請した。
 ミルゾヤン氏は「アゼルバイジャンは民族浄化を目的としている」と述べ、軍事作戦を非難。「国際社会が行動しなければ、攻撃はさらに続く」と支援を訴えた。
 これに対し、アゼルバイジャンのバイラモフ外相は「国際法を順守した上での自国内のテロ対策だ」と正当化した。領土内に武装勢力を維持していたアルメニアに非があるとも語った。 

(ニュース提供元:時事通信社)