【ニューヨーク時事】日本とカナダは21日、電気自動車(EV)向け蓄電池サプライチェーン(供給網)の強化で協力するための覚書を締結した。リチウムなど電池製造に必要な重要鉱物の開発や、日本企業による現地生産の促進が柱。EVへの移行が脱炭素化のカギを握る中、経済的威圧を強める中国への依存度を引き下げ、経済安全保障を確保する。
 カナダの首都オタワを訪問した西村康稔経済産業相は21日、署名式終了後にオンラインで記者会見し、「カナダは、特定国に依存しない強靱(きょうじん)な供給網をつくるための大事なパートナーだ」と意義を強調した。 

(ニュース提供元:時事通信社)