【パリ時事】国際エネルギー機関(IEA)は28日、パリの本部で開いた「重要鉱物・クリーンエネルギーサミット」で、参加各国が重要鉱物のサプライチェーン(供給網)多角化を加速させる必要性で合意したと発表した。脱炭素への取り組みを背景とした需要増大には一国で対処しきれず、国際協力が不可欠だとの認識も広がったと説明している。会合には日本から西村康稔経済産業相が出席した。
 リチウムなどの重要鉱物は電気自動車(EV)や太陽光パネルに使われ、化石燃料からの脱却に向けた動きが強まる中で消費が拡大。しかし、供給は高いシェアを握る中国に依存した状態だ。 

(ニュース提供元:時事通信社)