【カイロ時事】在英のシリア人権監視団によると、シリア中部ホムス県で5日、軍の学校を標的にしたドローン攻撃があり、民間人少なくとも30人を含む116人が死亡した。ほかに約120人が負傷したという。
 学校ではこの日、卒業式が行われていた。目撃者はロイター通信に、式典後に人々が広場に集まっていたところ、爆発が起きたと証言。「地面に遺体が散らばっていた」と語った。治安当局者によると、式典に参加していたアッバス国防相は攻撃前にその場を後にした。
 軍は声明で「武装テロ組織」が攻撃を行ったと非難。「全力で対応する」と表明した。報道によれば、軍は北西部イドリブ県の反体制派支配地域で空爆を実施した。報復とみられる。 

(ニュース提供元:時事通信社)