2023/10/11
防災・危機管理ニュース
政府の地震調査委員会の定例会合が11日開かれ、9日朝に太平洋沿岸に津波を引き起こした鳥島近海の現象の地震波を解析した結果が気象庁や防災科学技術研究所から報告された。平田直委員長(東京大名誉教授)は記者会見で「まれな現象だ。大きな揺れを伴う地震がなくても津波が起きることがある」と述べ、改めて注意を呼び掛けた。
鳥島近海では2日から地震活動が活発化し、5日にはマグニチュード6.5の地震で最大30センチの津波が発生した。しかし、平田委員長は9日朝については「性質の違う現象が起きた」と指摘。地滑りや地下のマグマの動きで海底地形が変化したかどうかは、地震波の詳細な解析などで明らかになる可能性があるとの見方を示した。
〔写真説明〕9日に津波を引き起こした鳥島近海の現象について記者会見する平田直地震調査委員長=11日午後、文科省
(ニュース提供元:時事通信社)
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
-
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!【2024年4月23日配信アーカイブ】
【4月23日配信で取り上げた話題】今週の注目ニュースざっとタイトル振り返り/特集:南海トラフ地震臨時情報を想定した訓練手法
2024/04/23
-
-
-
2023年防災・BCP・リスクマネジメント事例集【永久保存版】
リスク対策.comは、PDF媒体「月刊BCPリーダーズ」2023年1月号~12月号に掲載した企業事例記事を抜粋し、テーマ別にまとめました。合計16社の取り組みを読むことができます。さまざまな業種・規模の企業事例は、防災・BCP、リスクマネジメントの実践イメージをつかむうえで有効。自社の学びや振り返り、改善にお役立てください。
2024/04/22
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!【2024年4月16日配信アーカイブ】
【4月16日配信で取り上げた話題】今週の注目ニュースざっとタイトル振り返り/特集:熊本地震におけるBCP
2024/04/16
-
調達先の分散化で製造停止を回避
2018年の西日本豪雨で甚大な被害を受けた岡山県倉敷市真備町。オフィス家具を製造するホリグチは真備町内でも高台に立地するため、工場と事務所は無事だった。しかし通信と物流がストップ。事業を続けるため工夫を重ねた。その後、被災経験から保険を見直し、調達先も分散化。おかげで2023年5月には調達先で事故が起き仕入れがストップするも、代替先からの仕入れで解決した。
2024/04/16
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方