スマートフォン向けゲームを手がけるモバイルファクトリーは23日、子会社が提供する位置情報共有アプリ「NauNau」(ナウナウ)で、200万人以上の利用者の位置情報やチャットが一時、外部から閲覧できる状態だった恐れがあると発表した。21日にサービスの提供を停止し、第三者機関を交えた調査と対策が完了するまで再開しない方針だ。
 ナウナウは、リアルタイムの位置情報を把握できるSNSアプリ。スマホにインストールし、同じアプリを利用する家族や友人を「友達」として承認すると、相手がいる場所を知ることができる。若い世代に人気で、ダウンロード数は450万回を突破した。原因はセキュリティー対策の不備とみられ、同社は個人情報の漏えいの有無を含めて事実確認を進めている。
 モバイルファクトリーは「多大なるご迷惑とご心配をおかけし、深くおわびする。グループ全体でセキュリティーと個人情報を含むデータ管理の強化を徹底していく」とコメントしている。 

(ニュース提供元:時事通信社)