一般社団法人共同通信社(東京)は2日、本社サーバー機器が外部から不正アクセスを受け、社員ら4313人の個人情報が流出した恐れがあると発表した。取材に伴う情報は含まれておらず、不正利用などの二次被害は確認されていない。
 同社によると、流出の恐れがあるのはグループ会社を含めた社員の氏名やメールアドレス、社員番号など。退職者分も一部含まれるという。
 7月にサーバーで不審な動作を認知し、個人情報保護委員会へ報告した。専門業者による調査が行われ、流出の可能性は否定できないとされた。対象者にはメールで個別に連絡する。
 共同通信社総務局は「今回の事態を重く受け止め、セキュリティー対策の強化に取り組む」とコメントした。 

(ニュース提供元:時事通信社)