【マニラ時事】米地質調査所(USGS)によると、フィリピン南部のミンダナオ島で2日午後10時37分(日本時間同11時37分)ごろ、同島東部沖を震源とするマグニチュード(M)7.6の地震が発生した。一部建物などに被害が出たが、これまで目立った人的被害は報告されていない。余震は500回以上観測されているという。
 比火山地震研究所は一時、同島東部の住民らに対し「かなりの高さの津波が到達する恐れがある」として、高台や内陸部に避難するよう呼び掛けた。
 震源はミンダナオ島東部ヒナトゥアンから北北東に約21キロ離れた沖合で、震源の深さは約33キロ。現地報道によれば、住民は揺れで飛び起き、急いで家の外に避難した。揺れは約30秒間続いたという。 

(ニュース提供元:時事通信社)