【エルサレム時事】米中央軍は11日、紅海とアデン湾をつなぐ海上交通の要衝であるイエメン沖のバベルマンデブ海峡を航行していたタンカーが、巡航ミサイルで攻撃を受けたことを明らかにした。イエメンの親イラン武装組織フーシ派は12日、石油を積んだノルウェー船籍のタンカーが「イスラエルに向かっていた」とした上で、警告を無視したため攻撃を加えたと主張した。
 中央軍によると、タンカーは火災を起こしたが、死傷者は出なかった。ロイター通信によれば、インド人22人が乗り組んでいた。フランス国防省は12日、このタンカーに「直接脅威を及ぼすドローン1機」を紅海巡回中のフリゲート艦が撃墜したと発表した。 

(ニュース提供元:時事通信社)