ウクライナのダニロフ国家安全保障・国防会議書記は11日付の英BBC放送とのインタビューで、ロシアの占領地奪還に向けたウクライナ軍の反転攻勢について「希望はあったが、かなわなかった」と述べた。半年余り続けた作戦が、ロシア軍が築いた強固な防御網に阻まれ、想定より戦果が挙がらなかったことを認めた。
 ダニロフ氏はその上で、「それは勝利がわれわれの側にないことを意味しない」と強調。領土奪還に向けた意欲を改めて示した。
 一方、ロシアは各地で猛攻を仕掛けている。ウクライナ軍参謀本部は12日、ロシア軍に包囲されている東部ドネツク州アウディイウカ周辺で過去1日に計42回の攻撃を受けたと報告。交戦回数は他の地域と比べて突出していた。
 英国防省も11日、先週を通じてアウディイウカが「前線における最も激戦の地」となり、日によっては戦闘全体の4割近くがこの付近に集中していたと分析した。ロシア軍の1日平均の死傷者数は11月時点で過去最多の931人と推定されたが、攻撃の手が緩む気配はない。 

(ニュース提供元:時事通信社)