【シリコンバレー時事】ドイツのメディア大手アクセル・シュプリンガーは13日、米新興企業オープンAIと提携したと発表した。同社の対話型AI(人工知能)「チャットGPT」が、アクセル傘下の米政治専門メディアのポリティコや独紙ビルトの最新記事を参照して回答できるようになる。チャットGPTの基盤技術の学習にも記事を使用する。
 提携により、チャットGPTはポリティコなどに加え、米ニュースサイトのビジネスインサイダーや独紙ウェルトから選んだ世界のニュースの概要も示せるようになる。また、アクセルはAI事業について、オープンAIから支援を受ける。
 オープンAIは7月にも、米AP通信との提携を発表している。一方、一部欧州メディアはチャットGPTによるデータ収集を拒むなど、対応が分かれている。 

(ニュース提供元:時事通信社)