ウクライナ南部の戦線で同国軍の部隊を指揮するタルナフスキー司令官は、18日付のロイター通信とのインタビューで、西側諸国からの弾薬供給について「現在の量は十分ではない。設定した任務を見直し、縮小している」と述べた。軍事支援の遅れが戦況に直接影響している実情が浮き彫りになった。
 タルナフスキー氏は「(弾薬不足の)問題は前線全体に存在している」と語った。米シンクタンクの戦争研究所は18日付の報告で、ウクライナ、ロシア両軍が「旧ソ連時代の122ミリと152ミリの砲弾の備蓄の大部分を消費した可能性が高い」と分析。他国からの調達に依存している状態で、ロシアは北朝鮮から大量に受け取り、ウクライナは西側諸国からの調達を急いでいるという。 

(ニュース提供元:時事通信社)