世界保健機関(WHO)は19日、新型コロナウイルスのワクチンを途上国に行き渡らせるための国際的枠組み「COVAX(コバックス)」について、年内で終了すると発表した。引き続きワクチンが必要な国や地域に対しては、途上国でのワクチン接種を推進する国際組織「GAVIワクチンアライアンス」が支援する。
 WHOによると、COVAXはこれまでに146の国と地域へ約20億回分のワクチンや必要な器具などを提供。声明で「少なくとも270万人の命を救ったと推定される」と強調した。 

(ニュース提供元:時事通信社)