政府の地震調査委員会は17日までに長期評価対象地震の発生確率を更新し、日本海溝沿いの海溝型地震の一部に変化があった。1月1日現在で、宮城県沖の陸寄りの地震(マグニチュード=M7.4前後)は、30年以内の発生確率が70~80%(69~84%)から70~90%(73~89%)となった。
 平均発生間隔は38年で、2011年の東日本大震災の地震(M9.0)を直近の発生とみなしている。発生確率は、想定する地震が起きなければ時間の経過につれて上昇し続ける。
 また、青森県東方沖および岩手県北部の地震(M7.9程度)は、40年以内の発生確率が40~50%(43~50%)から50%程度(47~51%)となった。平均発生間隔は97年で、1968年の十勝沖地震(M7.9)を直近の発生とみなした。 

(ニュース提供元:時事通信社)