石川県は17日、午後2時時点の能登半島地震の死者は災害関連死を含めて232人と発表した。輪島市で前日より10人増えており、同市によると、いずれも多くの建物が焼失した観光名所「朝市通り」周辺で見つかったという。連絡が取れない安否不明者は21人。
 県によると、死者の内訳は珠洲市99人、輪島市98人、穴水町20人、能登町7人、七尾市5人など。うち災害関連死は珠洲市6人、能登町5人、輪島市3人の計14人。安否不明者は輪島市17人、珠洲市4人だった。
 自治体が公共施設に設置した避難所に身を寄せている人は1万5000人余り。旅館やホテルなどの2次避難所には約1500人が移った。
 停電は輪島市や珠洲市を中心に約7800戸。断水は依然として七尾、輪島、珠洲など6市町のほぼ全域で続いており、8市町で約5万900戸に上る。孤立集落は7地区で56人となった。 

(ニュース提供元:時事通信社)