【ワシントン時事】国際通貨基金(IMF)は18日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派が紅海周辺で商船への攻撃を繰り返していることを背景に、スエズ運河経由の船舶通行量が4割近く減少したとの推計を発表した。
 人工衛星の情報から物流を監視する、IMFの「ポートウオッチ」によると、紅海と地中海を結ぶスエズ運河の通行量は1月1日から16日まで、前年同期比37%減少した。一方、南アフリカの喜望峰経由の通行量は前年同期の水準を54%上回った。スエズ運河から迂回(うかい)する船舶の増加がうかがえる。 

(ニュース提供元:時事通信社)