世界銀行のバンガ総裁は22日、東京都内で報道各社のインタビューに応じ、気候変動対策関連の融資を拡大すると強調した。貧困撲滅を目指し、途上国に開発資金を融資する世銀は、2025年までに総融資額の45%を気候変動関連に充てる計画だ。
 また総裁は、日本経済は強靱(きょうじん)だとして、能登半島地震の経済的な影響は「比較的限られるだろう」と分析した。世銀は今月9日に公表した最新の経済見通しで、24年の日本の実質GDP(国内総生産)伸び率を0.9%と予想しているが、地震の影響はこれに反映されていない。 

(ニュース提供元:時事通信社)