【北京時事】中国外務省の汪文斌副報道局長は29日の記者会見で、日本の経済界を中心に短期滞在ビザ免除の復活を求める声が高まっていることに関し、「真剣に検討する」と前向きな姿勢を示した。日本側にも人的往来のさらなる円滑化を重ねて促した。
 中国は、観光目的など滞在期間が15日以内の日本人へのビザを免除していたが、新型コロナウイルス流行後に停止。日本側にも訪日する中国人へのビザ免除を求める「相互主義」を主張し、現在も復活させていない。25日には日本の財界訪中団が李強首相に要望を伝えたが、李氏は「お互い対等に行うことが一般的だ」と指摘し、進展しなかった。 

(ニュース提供元:時事通信社)