【イスタンブール時事】イスラエルとイスラム組織ハマスによるパレスチナ自治区ガザでの戦闘休止に向けた交渉で、バイデン米大統領は5日、記者団に「現在(合意の成否は)ハマスに委ねられている」と述べた。交渉妥結はハマス側の態度次第だとの認識を示し、米国などがまとめた休戦案の受け入れを求めた。
 ガザでの戦闘開始から7日で5カ月となるが、米国など仲介国は10日ごろに始まるイスラム教のラマダン(断食月)までの合意成立を目指し、カイロで協議を継続中。バイデン氏は「ラマダンまで(戦闘が)続けば、非常に危険なことになる」と警告した。 
〔写真説明〕5日、パレスチナ自治区ガザ北部の上空から投下される支援物資(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)