【ワシントン時事】米国家情報長官室は11日、世界の脅威に関する年次報告書を公表した。ロシアとの軍事協力を強める北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記について、「核保有国としての国際的な承認を得る目標に向け、対ロ関係強化が利用できると期待しているだろう」と分析した。
 報告書では、北朝鮮が「経済的利益、外交的支援、国防協力の拡大を目標に、中国やロシアとの結び付きを強めている」と指摘。地域の安全保障環境を有利に再構築するため、日米韓の脅威となる核・通常兵器の開発を継続していくとの見通しを示した。 
〔写真説明〕北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記=6日、撮影場所不明(朝鮮中央通信配信)(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)