22日の東京外国為替市場の円相場は、一時1ドル=151円86銭に下落した。堅調な米経済指標の発表を受け、円売り・ドル買いが優勢となった。米国の早期利下げ観測が後退しているほか、日本は緩和的な金融政策が続くとの見方が強まっている。午後5時現在は151円41~42銭と前日比20銭の円安・ドル高。
 日銀は18、19両日に開催した金融政策決定会合でマイナス金利解除を含む大規模金融緩和策の修正を決定。ただ、植田和男総裁は「今後も緩和的な金融環境が続く」と繰り返し強調した。市場からは「追加利上げはしばらくないとの見方から円売り安心感が出ている」(国内証券)との指摘があった。 

(ニュース提供元:時事通信社)