【ワシントン時事】米司法省は25日、中国政府系ハッカー7人をコンピューター侵入などの罪で訴追したと発表した。約14年間にわたり、米国内外の政治家などを標的としていた。中国政府の大がかりなサイバー攻撃の一端が明らかになった。
 ガーランド司法長官は声明で「米国と同盟国の安全保障を脅かす悪質なサイバー攻撃で、中国がどんな手段もいとわないことを思い起こさせるものだ」と批判した。
 訴追されたのは倪高彬被告(38)ら7人。いずれも中国在住で、中国国家安全部に関連する「APT31」というハッカーグループに所属しており、米司法当局は身柄を確保していないとみられる。 

(ニュース提供元:時事通信社)