原子力規制委員会は26日、再稼働に向けて審査中の中部電力浜岡原発3、4号機(静岡県御前崎市)の現地調査を終えた。石渡明委員は「火山に関して(の審査)はまだほとんど手が付けられていない。今後課題になる」との認識を示した。
 規制委は前日に続き、過去に到達した津波の高さを調べるため、敷地内外の津波堆積物を調査。砂や石などを掘り起こした地点や、採取された堆積物がある地層を確認したほか、原発敷地外を走る断層を視察した。
 中部電は約12万~13万年前以降、この断層が活動していないことを説明していくという。 
〔写真説明〕浜岡原発周辺の断層を視察する原子力規制委員会委員ら=26日午後、静岡県御前崎市

(ニュース提供元:時事通信社)