【シドニー時事】フランスのマクロン大統領は23日(日本時間同)、南太平洋の仏領ニューカレドニアで続く暴動の収拾に向け、現地で各党派との政治対話に臨む。仏系移民への地方参政権拡大に向けた憲法改正の動きが暴動の引き金になったことから、改憲の扱いが焦点となる。
 改憲への抗議行動は13日に暴動に発展。仏政府は非常事態を宣言し、軍部隊や警察官を派遣して鎮圧を図っているが、独立派の一部勢力が激しく抵抗している。これまでに6人が死亡し、約280人が逮捕された。 

(ニュース提供元:時事通信社)