政府は7日の閣議で、2024年の「環境・循環型社会・生物多様性白書」を決定した。国民一人ひとりの生活の質を充実させるため、将来にわたる「新たな成長」が必要と指摘。環境に配慮し、再生可能な資源の活用を重視する経済社会システムへの転換を訴えた。
 政府は5月、24~30年度を期間とする「第6次環境基本計画」を決定。白書は基本計画を踏まえ、環境政策を起点に、経済や社会の課題を改善する考えを提示した。
 さらに、環境対策が経済や社会の在り方と密接に関連していると強調。3分野にまたがる課題を同時に解決することで「より的確かつ効果的な環境政策となることが期待される」とした。 

(ニュース提供元:時事通信社)