サバイブできる企業のコミュニケーション術
-
永野芽郁と田中圭の報道から考える広告リスクタレントの不倫疑惑
「不倫報道で契約解除」は企業の広告・広報担当者にとって決して珍しい判断ではなくなりました。特に「B to C」企業は世間の空気に過敏にならざるを得ない構造があります。永野芽郁さんと田中圭さんという人気俳優による不倫報道が世間をにぎわせています。企業にとって本質的に問われるべきは、タレントの私生活そのものではなく「報道によって自社ブランドが受けるリスクをどう評価し、どう備えていたか」という事前準備と、報道後のブレない対応です。本稿では、広告タレント起用のリスクに対して、企業が準備しておくべきこと、そして“報道された時”にどう判断すべきかを整理します。
2025/05/20
-
実名SNSと企業責任SHIFT社の謝罪対応から学ぶ
芸人であり絵本作家でもある西野亮廣さんが、Xでダウンタウンへの思いを綴り、投稿。その一連のやりとりの中で、上場企業の社員による「引用リポスト」が大きな波紋を引き起こしました。内容だけの問題ではありませんでした。投稿主が実名を出し、プロフィール欄に勤務先である「株式会社SHIFT」の名を記載していたからです。
2025/05/15
-
食品異物混入と広報すき家の事例から学ぶ危機管理
異物混入のリスクをゼロにはできません。近年の異物混入事例を見ると、いかに大手企業であっても、この問題から完全に逃れることは困難です。今回は、大きな話題となった「すき家」の連続異物混入事例を過去の事例と比較し、危機を乗り越えるための効果的な広報対応について考えてみます。
2025/04/08
-
なぜ広告は炎上するのか? ブランド毀損を防ぐ予防と対策
今月に入り、政府機関や大手出版社の施策が次々とSNS上で話題になり、思わぬ批判の的になっています。広告炎上はもはや「例外的な事態」ではなく「起こり得る日常的リスク」になりつつあります。 最近の主要な炎上事例を分析し、企業が直面する広告表現のリスクとその対応策を実践的な視点から解説します。
2025/03/17
-
マルちゃん「赤いきつね」CM炎上から学ぶ「選択的沈黙」の危機管理
法務部、広報部、さらには外部の専門家まで入れて慎重に制作したはずの動画が、予期せぬ角度から批判を浴びる――。そんな事態は、もはやどの企業でも起こりうるリスクとなっています。
2025/02/21
-
フジテレビ問題が映す企業広報の地殻変動いま経営者と広報担当者が見直すべき「4つの盲点」
50社を超えるスポンサーが一斉にCM出稿を停止するという未曾有の事態となったフジテレビ。中居正広氏と女性との性的トラブルを発端とするこの騒動は、日本の企業社会に潜む根深い問題を、図らずも白日の下にさらすことになりました。
2025/01/24
-
SNS投稿が奪った200億円組織の信頼~なぜ謝罪の言いぶんが事態を悪化させたのか~
より良い情報を届けたい。認知を広げたい。そんな思いでSNSを活用する医療機関が増えています。しかし、時としてそれが大きな波紋を呼び起こします。あるクリニックで起きた炎上は、その後の対応も誤り、事態は悪化の一途をたどりました。このケースを取り上げ、SNSでこそ重要になる謝罪3要素を含めた紹介します。
2024/12/27