2025/04/24
防災・危機管理ニュース
【北京時事】中国の王毅共産党政治局員兼外相は23日、イランのアラグチ外相と北京で会談した。イランの核開発問題を巡り、連携を強化していく方針を確認したほか、トランプ米政権による「関税の乱用」などに結束して対応することで一致した。中国外務省が発表した。
イランは核開発制限に関する米国との3回目の高官協議を26日に控えており、中国との関係をアピールし米側をけん制することを狙ったもようだ。訪中は王氏が招請した。
王氏は会談で、米国が高関税政策によって「人心を失い、国際社会での孤立を招いている」と指摘。イランと新興国グループ「BRICS」などの枠組みを通じた連携を強めていくと語った。核問題に関しては、イランに対する「武力行使や違法な一方的制裁」への反対を表明し、イランが原子力を平和利用する権利を尊重すると述べた。
アラグチ氏は、中国との関係は「史上最良」の状態だと強調。「米国によるいじめ」に直面する中、中国と協力し「一国主義に反対していく」と主張した。米国との核問題協議の状況についても説明したとみられる。
(ニュース提供元:時事通信社)
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