東・西日本は10日、梅雨前線が停滞して雨が降り、九州では局地的に激しい雨が降った。前線は11日にかけて太平洋沿岸付近へ南下する見込み。気象庁は大雨による土砂災害や低地の浸水、河川の増水に警戒するよう呼び掛けた。突風や落雷にも注意が必要という。
 九州南部で観測された48時間雨量は、鹿児島県指宿市で10日午前5時までに435.0ミリ、同県肝付町で同6時50分までに382.5ミリ、宮崎県えびの市で午後1時50分までに269.5ミリに上った。肝付町では住宅の床下浸水が生じた。
 11日午後6時までの24時間予想雨量は多い所で、九州南部150ミリ、東海130ミリ、近畿120ミリ、中国と四国、九州北部100ミリ。 

(ニュース提供元:時事通信社)