オーストラリアのヘイハースト駐日大使は8日、台湾有事が起きた際の豪州の対応を聞かれて、「将来的なシナリオにおける豪州の立場は日本と同じで、(安保)協力をすることで地域の安定を守っていく。そして紛争を抑止する」と語った。東京都内で記者会見した。
 ヘイハースト氏はまた、トランプ米政権による東アジアの安全保障への関与について、「米国はインド太平洋に関与を続けると(私は)自信を持っている。日米豪3カ国の協力もますます勢いを増している」と指摘。米側が域内の同盟国に防衛費の増額を求めている問題に対しては、「必要な防衛装備品には予算を充てる」と述べるにとどめた。 
〔写真説明〕日本記者クラブで記者会見するオーストラリアのヘイハースト駐日大使=8日、東京都千代田区

(ニュース提供元:時事通信社)