日本とトルコ両政府が協力して設立した「トルコ・日本科学技術大学」(TJU)の開学式が14日、トルコの首都アンカラの同大キャンパスで開かれた。トルコの学生約100人が入学し、研究機材の供与といった日本の協力の下、人工知能(AI)や地震災害分野などを専門的に学ぶ。
 TJUは、2013年に当時の安倍晋三首相とエルドアン首相(現大統領)が設立に合意。その後、研究分野や設置場所で曲折があり、13年を経て今月ようやく開校に至った。
 初年度はAIデジタル技術や地震災害科学を研究する博士課程と、環境工学や材料科学を学ぶ4年制の工学部が開講。東京科学大などと連携し、合同研究を進めたり、留学生として日本に受け入れたりする方向だ。
 開学式には中曽根康隆外務副大臣が出席。中曽根氏はスピーチで「20カ国・地域(G20)、北大西洋条約機構(NATO)加盟国であるトルコの重要性は年々増している。このキャンパスでの学びが、日本とトルコ、世界を結ぶ新たな架け橋になることを心から祈る」と述べた。 
〔写真説明〕「トルコ・日本科学技術大学」設立で合意した当時の安倍晋三首相(左)とトルコのエルドアン首相(現大統領)=2013年10月、トルコ・イスタンブール(EPA時事)

(ニュース提供元:時事通信社)