2026/02/04
防災・危機管理ニュース
【ロンドン時事】スターマー英首相率いる与党労働党が揺れている。党重鎮だったマンデルソン議員と、少女性的搾取事件で起訴され勾留中に自殺した米富豪ジェフリー・エプスタイン氏の関係について疑惑が次々と持ち上がり、警察が捜査に乗り出す事態に発展。支持率が低迷する与党に一層のダメージとなる可能性がある。
マンデルソン氏を巡っては、1月末に公表された米司法省の捜査資料でエプスタイン氏との金銭授受疑惑が浮上。閣僚在任中に政府の経済政策に関する機密情報をエプスタイン氏に漏らした疑いも持ち上がった。批判にさらされる中、マンデルソン氏は1日に離党を表明し、3日には上院議員を辞する考えを明らかにした。
英メディアによると、警察は公職における不正行為の疑いで捜査を開始した。マンデルソン氏が刑事責任を問われれば党のイメージが大きく損なわれる上、同氏を駐米大使に任命(後に解任)したスターマー首相の責任が追及されるのは必至だ。
スターマー氏は疑惑について「恥ずべきこと」と強く非難し、内部調査を指示した。マンデルソン氏と距離を置くことで党と政権への影響回避を狙うが、「カネと権力」が絡む不祥事は「政治全体への汚点」(ハーマン上院議員)。党所属の下院議員はBBC放送に「私が政界で見聞きした最も醜悪なことの一つだ」と語った。
〔写真説明〕英与党労働党重鎮のマンデルソン議員=2025年5月、米ワシントン(EPA時事)
(ニュース提供元:時事通信社)

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