2017/06/16
ニュープロダクツ

チューリッヒ保険は、アジアに拠点を持つ法人向けに特化して開発した生産物賠償責任保険(PL保険)「まるごとアジアZ」の販売を5月15日から開始した。売り上げ250億円以下の中堅製造業を対象とし、国によって異なる保険関連規制に準拠することでリスク管理をバックアップする。
同社によると、アジアに積極展開している企業のなかでも海外の保険関連規制や税制を深く認識せずに保険手配をしている企業が多く、製品事故が発生した場合にスムーズに保険金が支払われない可能性もあるという。同保険では日本の本社が製造・販売する製品に加え、これまでのPL保険では対応できなかった、日本本社を通さずに海外子会社が販売した製品に起因するケースも包括的に補償。対象国をアジアに限定し、保険金支払限度額を3パターンから選ぶなど内容を簡便化することで、申し込み手続きも簡単にした。
同社では、全世界で在籍する140人の弁護士により収集される保険関連諸規制に関する情報システムにより、各国の最新の規制や税制に準拠した適切な保険プログラムを構築。企業は日本国内で、アジアの海外子会社を含めた包括的な生産物賠償責任保険プログラムを手配できるとしている。
■ニュースリリースはこちら
https://www.zurich.co.jp/aboutus/news/release/pr170515.html
(了)
防災・危機管理関連の新製品ニュースリリースは以下のメールアドレスにお送りください。risk-t@shinkenpress.co.jp
ニュープロダクツの他の記事
おすすめ記事
-
GX支援のアイ・グリッド 防災・BCPへの訴求を強化
企業向けグリーン電力供給のアイ・グリッド・ソリューションズは、気象災害の激甚化からレジリエンス対策のニーズが高まるとみて、防災・BCP面の訴求を強める考えです。このほど、エネルギーリスクと独立電源に対する意識を調べるため、全国の経営者にアンケート調査を実施。事業継続に加えて地域貢献への意向が強いことがわかりました。
2023/09/21
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!【2023年9月19日配信アーカイブ】
【9月19日配信で取り上げた話題】今週の注目ニュースざっとタイトル振り返り/特集:未知のリスクに備える
2023/09/19
-
「回復」から「成長」へ 復旧フェーズを格上げ
フッ素樹脂メーカーのニッキフロンは2019 年の台風19号で本社工場機能の大半を喪失。被害と財源を見極め早期に復旧方針を決めると、主要製造ラインの迅速再開と代替生産で出荷の維持に努めました。一時は大幅に売上を落としたものの、取引先などの応援もあって、1年半後には被災前と同レベルに回復、その後は新たな成長フェーズに入っています。
2023/09/18
-
花王のリスクマネジメント改革
1890年に高級化粧石けん「花王石鹸」を発売してから130年以上にもわたり、家庭で愛用される、洗剤を中心としたさまざまな製品を世に送り出してきた花王株式会社。1999年にリスクマネジメント体制を整備した同社は、2016年にリスクマネジメントの改革に乗り出した。現在は、ERM(全社的リスクマネジメント)を展開し、将来直面するだろう未知のリスクにも対応できる体制を整えている。
2023/09/18
-
-
-
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!【2023年9月12日配信アーカイブ】
【9月12日配信で取り上げた話題】今週の注目ニュースざっとタイトル振り返り/特集:事前対策と初動が機能したBCP事例
2023/09/12
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方