【ブリュッセル時事】ロシア軍は4日、ウクライナ南部オデッサ州にドローン攻撃を仕掛け、農業機械や倉庫などの施設を破壊したもようだ。キペル州知事が明らかにした。攻撃があった地域はドナウ川沿いで、穀物輸出港を狙ったとみられる。
 キペル氏によると、攻撃は3時間半に及んだ。オデッサ州イズマイルでは、農業施設に加えて企業の施設なども損傷した。複数の場所で火災が発生したが、死傷者はいないという。
 ロシアは7月、ウクライナ産穀物輸出合意を離脱。その後、輸出経路となっているドナウ川流域への攻撃を繰り返しており、3日にもオデッサ州で港湾施設を標的にドローン攻撃を行った。 

(ニュース提供元:時事通信社)