【ベルリン時事】ドイツのショルツ政権が、高速大容量通信規格「5G」網の整備から、中国通信機器大手・華為技術(ファーウェイ)と中興通訊(ZTE)を排除する方向で調整していることが分かった。独メディアが20日までに、政府関係者の話として伝えた。2026年から中核的な機器を中心に使用を禁止することを検討しているという。
 経済安全保障の観点から、通信インフラの供給網を中国企業に依存することは危険だと判断した。天然ガスの主な調達先だったロシアに、ウクライナ侵攻を機にガス供給を止められ、エネルギー危機に陥った反省を踏まえた。 

(ニュース提供元:時事通信社)