【パリ時事】世界保健機関(WHO)は22日、中国で呼吸器疾患の増加や、肺炎患者の集団発生とみられるケースがあったとして、同国当局に対し、詳細な情報の提供を要請したと発表した。
 中国当局は呼吸器疾患の増加について、厳格な新型コロナウイルス対策「ゼロコロナ」政策の終了が背景だと説明。21日に同国北部で子供が集団で肺炎の症状を訴えたと報じられたこともあり、WHOが感染者の検査結果などを示すよう求めた。
 中国北部では10月中旬から、インフルエンザに似た疾患が増えているという。 

(ニュース提供元:時事通信社)