ソフトバンクは27日、元日に発生した能登半島地震の被災地全域で同社の携帯電話の通信が回復したと発表した。移動基地局車を配備するなど応急措置を講じた結果で、携帯大手4社で初めて。今後、被災した基地局の修復など本格復旧を急ぐ。
 ソフトバンクは停電などの影響で一時、石川・新潟両県の計6市3町で通話やデータ通信ができなくなっていた。NTTドコモと楽天モバイルが石川県輪島市、KDDIは同市と珠洲市で障害が解消していない地域がある。
 総務省の集計(27日午後1時半時点)によると、石川県内で稼働を停止している基地局はドコモが11局、KDDIが17局、ソフトバンクは15局、楽天モバイルは26局。移動基地局車などによる応急復旧が行われている。 

(ニュース提供元:時事通信社)