【カイロ時事】イスラエル軍報道官は１３日、パレスチナ自治区ガザ南部ハンユニスにあるイスラム組織ハマスの地下施設を破壊したと発表した。施設内にいるハマスのテロリストを「正確に」攻撃したという。イスラエルメディアによれば、ハマス最高幹部の一人、ムハンマド・シンワル氏が標的だったが、生死は明らかでない。
　ムハンマド氏は、昨年１０月にイスラエル軍がガザで殺害したハマスの最高指導者だったヤヒヤ・シンワル氏の弟。地元メディアによると、ムハンマド氏がこの攻撃で死亡した可能性について、治安当局者は慎重ながらも楽観しているという。イスラエル当局筋は数日内に結果が判明するとの見方を示した。
　ＡＦＰ通信によれば、攻撃が行われたのは病院周辺で、ガザ当局の集計では少なくとも２８人が死亡した。イスラエル軍はハマスの司令センターが置かれていたと主張している。　
〔写真説明〕１３日、パレスチナ自治区ガザ南部ハンユニスで病院のベッドに座る女性（ＡＦＰ時事）

（ニュース提供元：時事通信社）