大分市佐賀関で発生した大規模火災で、市は4日、全域の「鎮火」を宣言した。飛び火した沖合の無人島を除く鎮火を先月28日に発表していたが、無人島についても再燃の恐れがなくなったと判断。発生から17日目で火災全体の鎮火宣言となった。
 足立信也市長は、4日の災害対策本部会議後の取材に「いろいろな人に鎮火に向けてご努力をいただいた。ありがとうございました」と述べ、「国も県もわれわれも復旧、復興に対して全面的に支援する」と強調した。
 火災は先月18日夕に発生。住宅など約187棟、山林を含む約4.89ヘクタールが焼失し、住民1人が亡くなった。避難所には4日正午時点で55世帯78人が身を寄せている。 
〔写真説明〕大分市佐賀関で発生した大規模火災の立ち入り規制区域内の一部=11月27日

(ニュース提供元:時事通信社)