2025/06/06
防災・危機管理ニュース
「あいテレビ」(松山市)のバラエティー番組に出演したフリーアナウンサーの女性が、番組内で共演者からセクハラをされ精神的苦痛を受けたとして、あいテレビを相手に約4100万円の損害賠償を求める訴訟を6日、東京地裁に起こした。女性側が明らかにした。
訴状などによると、番組は2016~22年まで放送。出演者3人が酒を飲みながらトークをする形式で、女性に対し共演者の男性2人が複数回、性的発言などをしていた。女性は体調を崩し、21年11月の収録を最後に降板した。
女性側は、あいテレビがテロップを付けるなどして発言を積極的に容認し、セクハラを防止する義務を怠ったと主張している。
女性は「この提訴を通じて奪われた尊厳を取り戻し、同じように苦しむ人たちがこれ以上増えないための抑止力となるよう心から願っています」とのコメントを出した。
あいテレビは「訴状を受け取っていないのでコメントは控える」とした。
〔写真説明〕東京地裁=東京都千代田区(AFP時事)
(ニュース提供元:時事通信社)

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