【ワシントン時事】トランプ米政権はイラン核施設への攻撃後、米国内での警戒態勢を強化した。イランが米本土で一般市民を装い潜伏する工作員「スリーパーセル」による報復を予告したとも報じられ、イスラエルとイランの停戦に向けた動きが伝えられる中でも当局の緊張は続きそうだ。
 国土安全保障省の「国家テロ警報システム」は22日の書簡で、サイバー攻撃のほか、組織的背景を持たない「ローンウルフ」型の暴力、反ユダヤ主義者によるヘイトクライム(憎悪犯罪)などへの警戒を呼び掛けた。税関・国境警備局も、職員に「スリーパーセルによる脅威は、かつてなく高い」と注意喚起した。 
〔写真説明〕トランプ米大統領=21日、ワシントン(EPA時事)

(ニュース提供元:時事通信社)